かめがわ司法書士事務所

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2025年4月26日「なんでも相談会」を実施しました


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先週、2025年4月26日(土)になんでも相談会(電話相談会)を実施しました。

私は、今年2月から兵庫県青年司法書士会の市民事業担当副会長を拝命しまして、実質、初めの活動として、全国一斉なんでも相談会を、兵庫で電話相談の形で実施しました。

この活動は、2020年4月より全国の弁護士、司法書士、労働組合、市民団体等が連携して開催されており、兵庫の青年司法書士会も2021年より、毎年活動に参加しています。

私は去年は、相談員として参加しましたが、今年は、事前準備の段階から担当者として活動しまして、青年会の会員と協力しまして、チラシの作成・自治体への設置依頼、プレスリリース資料の作成・記者レク、そして当日の相談員として、なかなかにやりがいのある活動でした。

当日の相談会では、連日ニュースで取り上げている物価高騰、電気・ガス料金負担軽減支援事業の廃止などにより、相談の件数は増えるだろうと予想はしていましたが、開始すぐに電話がかかってきて、終了時間近くでも電話があるほどでした。

件数で言うと、兵庫では昨年4月に実施したときが23件でしたが、今年は47件も相談件数がありました。

相談としては、「なんでも相談会」ですので、様々な相談がありましたが、個人的に、印象に残ったのは、年金収入が多いわけではない中で、医療費や家賃が高く、生活が苦しく、また、生活保護は収入要件で受給できない(と言われる)といった相談や、生活保護を受給している場合であっても、物価高騰により生活が苦しいという相談。
生活保護の場合は健康保険料の支払が免除され、保険適用の範囲で医療費がかからないことを考えると、年金収入がある方が生活が苦しくなるというのは、行政の不備に思えます。
また、生活保護を受給していても、保護費が足りないという相談もありました。

なかなか、必要な支援を行うということの難しさを、相談会のたびに感じますが、現場の様々な不安の声を聞くことで、微力ながら、自己研鑽を重ねる意味を感じますし、少しでも役に立つことができればと思います。

今回は、相談会の担当者として、色々と勉強になりまして、プレスリリース資料ひとつをとっても、文面を考えるにしても、齟齬がないか、趣旨として読み取れるか、など、司法書士として業務を行うにあたり、直接的ではないかもしれないですが、権利擁護の観点からも、意味があることだと感じました。

また、このような相談会が以後も続くので、こちらでご報告できればと思います。

(相談会の時の私)


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