今回は、コラムではなく、活動報告です。
8月31日、全国青年司法書士協議会主催の子どものための養育費相談会(電話相談)に相談員として参加しました。
運悪く台風と重なってしまいましたが、当日は特に交通機関の遅延もなく、時間通り実施されました。
春に実施した、なんでも相談会に引き続き参加しましたが、法律の専門ではない一般の方が、どういったことに不安を抱えて、お困りであるのかを、実際に悩みを聞くことで、私自身感じるものがあります。
養育費は、子どものための権利です。
しかし、現実問題として、公正証書や調停調書などで取り決めした金額がきちんと支払われない(取り決めた金額よりも少ない、支払が滞っているなど)という相談や、
支払われない場合に裁判所からの履行勧告(調停、審判の場合)や強制執行と方法はあっても、相手方の資力がない、相手方に連絡が取れないといった問題、時効期間がある、弁護士費用が高く、養育費を受け取る必要があるのに、お金が出ていくばかりである、
といった相談をお聴きし、ご家庭それぞれに様々なハードルがあって、改めて難しい問題であることを実感しました。
もっと専門性を高めて、少しでも相談者の方に喜んでもらえるように研鑽をし続けなくてはいけないと感じる一日でした。